Non Human Level/Non Human Level

スウェーデン出身のデスラッシャー、2006年発売の1st。
まぁ、有名すぎるほど有名なバンド(?)だが、LOUD PARKにはそういえばMESHUGGAHも出てたなぁ、ということで思い出した。

DarkaneのG:Christofer Malmstromのソロプロジェクトとして発足し、他の参加メンバーには同じDarkaneのDr:Peter Wildoerがヴォーカルとして、ベースはMESHUGGAHのGustaf Hielm、ドラムスにはDEVIN TOWNSEND BANDのRyan Van Poederooyenという超豪華メンバーで構成されている、いわゆるスーパー・バンドだ。
ちなみに、ドラムスのRyan Van Poederooyenとは直接会ったことはないらしく(!)、レコーディングにあたっても楽曲のデータを送ってドラムトラックをかぶせて送り返してもらったらしい。
目の前にPeter Wildoerがいるじゃん(笑。

まず驚くのは、Peter Wildoerっていい声してるのね、ってこと。
実際、一本調子な部分はあるものの、本職のヴォーカリストでこれ以上にヒドいヴォーカリストはゴロゴロとしてるはずだよ。
演奏はメンバーもメンバーだし、安定してるのは当たり前。
楽曲的にはデスラッシュというものの、Peter Wildoerの声は常にシャウトしてる感じでデスっぽいところはあまり無く、アグレッシヴな突進力が『あぁ、デスラッシュかなぁ』という程度で聴きやすい。
路線としてはNightrageに比較的近いんじゃないかと思う。
デスラッシュ勢の中ではストレートでシンプルな方だろう。

 

2曲目はストレトーなデスラッシュ曲のPersonal Hell
突進! とにかく突進!
前半部は笑えるほど迷い無く突進・疾走していく。
で、楽曲の半分が2部構成のGソロという(笑。
Gソロ前半は叙情的、後半はネオクラ早弾き系。

 

ジャーマンメタル風な突進曲のJournal Of A Nightmare
Gリフは、一時期のHelloweenか?という感じだ(笑。
元々このバンドはデスっぽくもないんだが、この曲に至ってはドラマチックじゃないジャーマンメタルをやったりしている。
若干アイデアが貧困に思える楽曲で、聴き所はGソロだけだ。

 

デスラッシュというか、デス系のバンドにしてはGソロが盛り沢山で、かなりギター・オリエンテッドなアルバムになっている。
一部『早弾き自慢かっ!』と鼻につく部分はあるものの、叙情的なGメロもあったり、緩急の使い分けも巧みで楽しめる部分ではある。
基本的には2曲目のPersonal Hellに象徴されるようなストレートなデスラッシュ曲が大半で、1曲目のような楽曲は例外である。

2曲目に燃えられるなら間違いなく買いのアルバム。
1曲目に燃えちゃったら中古盤を探した方がいい(笑。

Debut - Non Human Level

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