Fragments Of D-Generation/Disarmonia Mundi

イタリア出身、超ハイテンションに弾けまくるメロディック・デスメタル・バンドの2004年発売の2ndアルバム。すでに3rdアルバムも2006年に発売済み。

最早、イタリアのメロデス界ではDark Lunacyと双璧。あちらが美メロデスなら、こちらは激メロデス。といっても、ブルータルというわけではない。アグレッシヴにメロディ爆走という感じだ。

 

とりあえず、ビヨンくんにスポットがあたってしまう件。
SoilworkのBjorn"Speed"Stridがこのバンドを気に入ってるとのことでコンタクトをとり参加を打診してみたら、これがあっさりと OK。で、デスvoを担当するわけだが、そんなことをしているうちに本体のSoilworkはマサチューセッツの風に吹かれて飛んでっちゃった。
もう、このバンドに移籍しろよ
と、何かとBjorn"Speed"Stridの事ばかりが話題となるが、実はこのバンドで一番凄いのはリーダーのEttore Rigottiの方。
楽器はG・Dr・Key(というか、実はBもできる)、voに関してはクリーンを担当。作曲はもちろん、プロデュース(スタジオ所有のため)、アートワークに至るまで、全て自分自身でこなしてしまう。
アルバムを重ねるごとにメンバーは減っていく。3rdでは3人。

実際のところ、Ettore Rigottiさえいれば音楽性は保たれるはずなんだが、1stを聴く限りではBjorn"Speed"Stridの参加によって変わったのはvoだけで はないようだ。作曲にどれほど関与しているのかは分からないが(たぶん関与してないが)、Ettore RigottiとBjorn"Speed"Stridのコンビは凄まじい化学反応を巻き起こしている。
ちなみに、BのMirco Andreisはこのアルバムで脱退。
Claudio Ravinaleは3rdも参加して作詞も担当しています。
(↑バッキングのデスvoという微妙なメンバー)

音楽的にはSoilworkの3rd~4thの路線を継承。というか、ホントにそのまんま。だから、一番オイシイ時代のSoilwork節をここで味わうことが出来る。ただし、こちらの方が更に旨味が増している。
オリジナルを越えちゃったわけだ
SoilworkのFollow The Hollow、あのハイテンションっぷりが全編に渡って楽しめると思ってもらっていい。
もちろん、クリーンvoのサビ・パートも健在。

1曲目Common State Of Inner Violence
8曲目Come Forth My Dreadful One
特にこの辺りのSoilworkハイグレードver楽曲は大好きだ。

捨て曲一切無しの超ハイクオリティ盤
これがSoilworkの幻の5thアルバムです

 

2008.05.21初出

 

Fragments of D-Generation - DISARMONIA MUNDI

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