The Architecture Of Truth/As Silence Breaks

オーストラリア出身、メロディック・デスメタルバンドの2012年リリース2ndアルバム。
New Justice Records所属で、同レーベルにはSienna Skiesも所属している。

サウンドスタイルはいかにもオーストラリア産なメロディック・デスメタルで、メタルコアっぽいところも含んではいるが軽くなり過ぎない程度にモダンな要素も取り入れている。そういう意味では同郷のUniversumよりは若干メロデスに寄っているが、隣国ニュージーランドのIn Dread Responseよりはモダンな感じだ。
影響を受けたアーティストにSoilworkやAt The Gatesあたりのメロデス勢を挙げつつ、As I Lay DyingやTriviumといったメタルコアバンドの名も出しているところにバンドのサウンドスタイルが現れていると思う。ただ、Amon Amarthも同時に名を挙げているのだが…影響を感じる部分が無いのは気になるが(笑
重めなブルータリティを前面に出しているがしっかりとアグレッシブに疾走させているのもポイントで、その点では一本調子な印象はほとんど感じず、起伏のある楽曲展開はドラマチックと京葉して良いと思う。
リフ主体で組み立ててクサめなメロディをほとんど用いないところはメタルコア寄りなモダンメロデスといった趣で、それは一部の楽曲にノーマルvoを導入していることでも表れている。デス声としては低音系と高音のシャウトを組み合わせたスタイルで、声質としてもクセはあまりないので聴きやすいように感じた。
メンバー構成はツインギター編成で、ツインのうちの一人はノーマルvoも兼任している。

myGRAINやUniversumあたりのメロデスや、デス寄りのメタルコア(デスコアではない)の好きなリスナーなら聴いて全く損は無い。聴かせどころに乏しい部分は感じるものの、全体的に見たらなかなかクオリティが高いバンドだと思う。特にメロデス勢の層が薄くなっている現状では相当に期待できるバンドだと思う。

 

The Architecture of Truth - As Silence Breaks

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