Confessions Of A Hero/Chromium

南アフリカ出身のメタルコア・バンド、2008年発売(たぶん)2nd。
CDを入手するのは恐らく困難。自分もCDではなくiTunes Music Storeで入手。1500円ですし、無理にCD探すよりはiTunesの方が楽でしょう。

このバンドとの出会いは、googleのブラウザChromeをネットで検索していた時に偶然引っかかった(笑。…てか、ブラウザを検索してメタルバンドを釣り上げるとは自分でも夢にも思わなかった。それも南アフリカ産とは。
myspaceで試聴してソッコーで気に入り、Yahoo Music on iTunesで取り扱ってるのを発見→iTunes Music Storeへアクセス→購入…といった経緯。

南アフリカ産とか、また辺鄙なところを…と侮るなかれ。これがまた超ハイクオリティなメタルコア。メタルコアと言ってもUS方面ではなく、Mendeedなどに代表されるUK方面のメタルコアというかラウドロックなんだが。
myspace を確認してみたところメンバーは4人で、G兼voが二人とDrとBass。曲中でクリーンとグロウルのvoが混在しているので、恐らくクリーンとグロウル の担当が分かれているのだろう。どちらかというとクリーンvoの比率が高めで、曲によってはクリーン一本で歌われている。グロウルはちょっとクセのある粘 質系で、クリーンの方はクセも個性もあまり感じられないアッサリ系。
音楽性は前述の通りMendeedを思い起こさせるラウドロックではあるが、 クサ味はそれほどでもない。アグレッシブさを前面に押し出して、そこへ若干の叙情性…メランコリーを導入した感じ。スリリングなリフを持った曲が多く、ア グレッシブな疾走感と共に即効性は極めて高く、聴いていて気持ちがいい。ただ、ツインGである持ち味があまり生かされていないのは惜しい。

1曲目のIt Begins Here
購入を決意したキラーチューンです。
ドキドキ感を煽るようなフェードインするイントロ。始まりは重めでそこから疾走。voが入るとMendeedかと間違うような突進力で襲ってくる。
このグロウルは正直あまり好きではない声質なんだが、これも"味"だと思えばクリーンの方との対比でわりと良く聞こえたりするから不思議(笑。
サビのクリーンvoパートが何故か頭から離れない…
それにしてもMendeed激似の曲なんだよなぁ。好きだからいいけど。

 

3曲目のThe Last Time
ミドルテンポで、クリーンvoオンリーの楽曲。
特にどこがというわけでもないですが、メランコリックで好きです。
ホント、普通。何も凄くないんで、下手したら聞き流されちゃう可能性もあるにはあるけど、一度ハマると何度でもリピートしてしまいそうな曲です。
アルバム中ではちょっと異質かも。

9曲目のThe Emptiness
イントロからハイテンションで疾走しているのがポイント高い。
こうした楽曲はMendeedタイプになるのがこのバンドの特色か?
突進パートで始まるんだが、基本的にはミドルテンポの楽曲。特にブリッジ~サビにかけてのミドルテンポ・パートは、ヘヴィなリフ主体のブリッジ→叙情的なサビメロと変化していくのが面白い。サビはもちろんクリーンvoで。

初めて聴いて、これが南アフリカ産と分かったら天才(笑。
アメリカンなメタルコアではなくイギリス方面のラウドロックをやっているのは珍しいといてば珍しい。なので、そうそう発見できるタイプではない。
個人的にはグロウルの声質に若干の難点はあるが、楽曲のクオリティ自体はこのまま埋もれさせるには非常に惜しいバンド。というか、一般販売すべき。
ぜひiTunes等でダウンロードすることをオススメする。

myspace.com - Chromium

 

Confessions of a Hero - Chromium

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