Great Faith In Fools/The Air I Breathe

ニュージャージー出身のメタルコアバンドが2011年に発表した1sフル。

メタルコア/スクリーモ界隈では安定した実績を誇るRISE RECORDS所属のバンドですから、そのクオリティは折り紙つき。いや、また凄いバンドをRISEは送り出してきましたね。

音楽性は、ブルータルなパートはデスコアかというくらいゴリゴリと押し通して重く激しいし、クリーンvoのパートはエモーショナルで爽快。全体的にテクニカルでプログレッシブな展開の上にメロディアスで叙情的なギターサウンドが絡む。テクニカル/カオティックコアほど変態的ではない程良いプログレ感が心地よい。個人的にはスクリームvoが好みの声質。

 

まずは3曲目の"Deliverance"

スタートはデスコアっぽく重く激しく。他の楽曲もそうだが、先の展開が読みづらい。疾走したかと思うと激しく落とされるし。サビの歌メロパートは、他の曲に比べて早めに登場。

ギターがピロピロしてて楽しいですね!

 

個人的にイチオシの楽曲は、4曲目の"Desolate And Disowned"

出だしから疾走したかと思うと、その後は強烈なブレイクダウンを絡めたり、突如疾走を始めたり、そこからいきなりのエモパート。たかだか3分程度の楽曲なのに、展開の先が読めないです。中盤のブレイクダウンから疾走を経ての歌メロパートが最高にカッコイイ!

 

8曲目の"Here's To Letting Go"もかなりイイです。

結構、真っ当なメタルコア楽曲。このバンドの持ち味とも言えるピロピロ系のギターサウンドもフューチャー。展開はそれほど複雑ではなくストレート。サビへ至る展開も読みやすいかな。

 

さすがRISE所属のバンドだけあります。このクオリティの1stって、かなりヤバイと思う。

音楽性はThis Or The Apocalypseと同系統とも言えるが、そこまでテクニカルではなくて展開も複雑ではない。もう少し分かりやすい。あと、ギターサウンドがピロピロ系というのは今時珍しい。それと、スクリームパートはその声質のせいもあるが、かなりブルータル。

ところどころでシンセを使っているのもワンポイントになっていい感じ。

昨年だけでも"Desolate And Disowned"を何度リピートしたことか。

This Or The Apocalypse好きなら買ってソンはしないアルバムでしょう。

 

Great Faith In Fools - The Air I Breathe

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