Facing The Thousand/Light This City

アメリカ産メタルコア・バンドの2006年発売3rd。
ある意味、2006年最大の衝撃だったのかもしれない。

音楽性はメタルコアで間違いないんだが、アメリカンなハードコア寄りではなく、ジャーマン系のメタルコア…Heaven Shall Burnに多くを学んだようなスタイルだ。特に楽しいくらいに爽快なブラストビートとその勢いはドイツ系かスウェディッシュ系か、ってくらいだ。
クサくなりすぎない程度に叙情メロも導入してたりもする。この辺りはスウェディッシュなメロデスを研究したのかもしれない。
大体の部分がアメリカンな感じがほとんどしないメタルコアだ。

さて、このバンドで衝撃的だったのは、voが女性ということだ。
Heaven Shall Burn系のメタルコアというだけあって、voはグロウル一辺倒。そのグロウルのドスの利き方がハンパじゃないんだな。
比較対象としてはArch Enemyのアンジェラ嬢だろうが、このローラ嬢は高低両方のグロウルを使い分けるあたりアンジェラ嬢よりも上なんじゃないか?ルックスは間違いなくローラ嬢の方が上だが(笑。
まぁ、基本的に曲さえ良ければ関係ないんだけどね。

 

アルバム中で一番良いと思う曲は、この4曲目のExileだ。
最初の出だしで突進系を思わせながら、その後いきなりメタリックなメロディが挿入されて本編に突入するという流れがカッコイイ。
結構、勢い系のリフが多い楽曲の中で、このリフはいいね。
いいんだけど、ラスト1分ちょいのスローパートの意味を誰か教えてください(笑。 Gソロを際立たせるためなのか? …不明だ…

 

3曲目の突進メタルコア楽曲The Unwelcome Saviorもなかなか。
イントロはどっかで聴いた事があるけどスルーしておいてね(笑。
正にHeaven Shall Burnを少しだけ大人しくした感じの楽曲で、前半から中間までは単純に突進。中間からかなりメロディアスになる。

 

難点は、どれも曲が似通っていることか。
もう少し幅を広げるような楽曲が欲しかったなぁ、と。1st、2ndよりは間違いなくレベルアップはしてるんだけどね。惜しい!
ただ、買って損するようなアルバムではないのは確か。

あぁ、それとね。
このバンド、つい最近に解散しちゃったんだよ(T^T)

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